ニャン太のサムライ日記 Ver1.1

SIerに勤務する企業内診断士の、等身大の今をつづります。

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システムの品質保証って?

2009-09-02-Wed-22:37

私が現在担当するプロジェクトで構築中のシステムは、2010年1月に稼動開始です。
今月末、そのシステムにおいて「2010年1月に稼動してOKですね」の稼動判定を予定しており、
2ヶ月前から、それに向けての受入テストを行っているのですが。
・・・その品質がよろしくない。
バグだらけでテストが進まない、or進んでも戻り作業がたくさんという状況に陥っています。
こんな状況の中で、最近「システムの品質はどう保証するか?」をよく考えるようになりました。

私たちの受入テスト実施の結果、あまりに初歩的な不具合が多いことに対して
開発会社は「再テストを実施します」という対策を講じてきました。

その際、再テストの実施対象機能、テスト観点などをご報告してくれます。
「検索機能で不具合が多いため、検索機能の再テストをします。
また、プログラムソースコードのレビューを行います。対象機能は○○と××と・・・」
とまぁ、対象を細かく説明して頂きます。

始めはそれで良かったのですが、
“受入テストを進める⇒新たなバグが発生⇒「テスト対象を追加します」”
のやりとりがしばらく続いてくると、こちらとしては
「今回構築するシステムの品質は問題ありません」ということは、いつどうやって保証されるの?
と思うようになります。
後半のほうは、報告に対して「このテスト内容は、システム全体を網羅しているか?が伝わらない」と
何度かお伝えしました。

ただ、現在は私は他社に派遣として常駐し、派遣先の企業の立場として開発会社に対してモノを申してますが
普段は自社でシステムを構築・納品する立場になり、品質を保証しなければならない側にいます。
つい最近、自社内でも「システムの品質保証とは?」という話が挙がったりしています。
そんなこんなで「自分は開発会社からどう報告されたら納得するだろう?」を
考えたりするわけです。
・・・・・
この「テスト対象全体を網羅しているか」には2通りの見方があると思いました。

1つは、“テスト対象機能”の網羅性。
これについては、システムの設計書に構築対象が書かれているので、
それをINPUTにしていることさえ明確にすればOKだと思います(今回はそれすら曖昧な説明でしたが・・)。

もう1つは、“テスト観点”の網羅性。
 ・画面レイアウトが設計書通りか?
 ・画面入力時のチェック処理が正しいか?
 ・想定されるエラー処理が実装されているか?
などなど、システムテストにはいろいろな観点があります。
ある程度標準化できますが、システム固有のものもあります。

この“テスト観点”は、システム構築に携わる人間や会社の経験値が、それなりにモノを言うと思っています。
自社では、過去のテスト観点(特にトラブルがあったもの)を、テスト仕様書レビューの
標準チェック事項として残し、今後繰り返さないようにしています。
「テスト実施の心得」と題し、テスト項目の考え方やデータの作り方を共有している会社もありました。

ISO9001のプロセスなども、昔はドキュメントの整備やらなにやらを「面倒だな~」と思ったりもしましたが
「ISO9001の手順に則ってシステムを作っています」というのは
やっぱり1つの保証になるんだろなと思うようになりました。
社内の取り組みでどれだけ努力していようと、結局それは品質でしか表現できないのですが
こういったことを積み重ねて、常に手の切れるシステムを提供することで信用は得られるのだと思います。
まぁ、どんな仕事でもそうですが、突き詰めていくと「地道に愚直に」なんでしょうね。


今回、その開発会社は、いつまでも品質が良くならない上に
「なぜその対策なのか?」や「なぜこんなに不具合だらけの状況になったのか?」
の説明もままならなかったため、信用をなくしかけています(常駐先では「契約不履行だ」なんて言葉も・・)。
開発会社でプロジェクトに関わっているメンバーや責任者の方は、
決して怠けているわけでもないし、人間的にもいい人ばかりです。
当然「されど仕事」ですが、こういう状況を見るとセツナイもんです。

システムは、扱うものや動かす情報はデカイのに、
構築の過程を細分化すると、あまりに属人的すぎると思います。
SaaSやクラウドのように「1ヵ所に集約して管理」という考え方が注目されるのも、
なんだか納得な今日この頃です。

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